日本の桜はドイツでも有名で、"Eine wunderschöne Kirche in Japan!(日本のとても美しい桜)"と話題になったりします。
そんなドイツでは、3月でも雪です・・・さむ。。
去年のコンサートの話。
秋に、バクナングという可愛らしい街でリサイタルがありました。
・・・と、コンサート会場の目の前の通りがこんな名前でした。
な、なんともオサレな道の名前・・・!!!
そうなんです。ドイツでは歴史に残る有名人の名前が、道の名前につけられてたりするんです。
以前、伴奏をしにホールへ向かう途中道に迷ったことがあり、
"Wo ist der Konzxertsaal?"(コンサートホールはどこですか?)
と尋ねると、
"Gehen Sie geradeaus entlang der Haydnstraße, dann rechts auf die Schubertstraße, dann links auf die Brahmsstraße. Der Saal ist auf der linken Seite."
(ハイドン通りをまっすぐ進んで、それから右に曲がってシューベルト通りを行くと、左にブラームス通りが出てくるから、ホールはその左側があるよ)
とのお返事が。
・・・へ?ハイドンにシューベルトにブラームス通り・・・って、最初、ふざけてるのか?と思ってしまいましたが、道を進むと本当にその名前でした。
この場合、古典派のハイドンからシューベルトとロマン派に移行し、最後はブラームスと、時代まで網羅していて、完璧です。アッパレ!
音楽家だけではなく、例えば詩人でいくとGöhtestraße(ゲーテ通り)Schillerstraße(シラー通り)、車のブランドBenzstraße(ベンツ通り)Porschestraße(ポルシェ通り)、物理学者のEinsteinstraße(アインシュタイン通り)・・・
などなど、ドイツでは道の名前を見るのもなかなか面白いです。
日本では見かけませんが、あえてジャパン風に言うならば、
「山田耕作通り」とか「滝廉太郎通り」、「夏目漱石通り」や「紫式部通り」
・・・てな感じでしょうか。
なんだか一気に渋さが増し、年季の入った道になりました。
ちなみに、道の名前以外では"Haydn Apottheke"(ハイドン薬局)を発見したことがあり、や、薬局まで・・・!とテンションが上がりました。
ということで、モーツアルトとベートーベン通りという、まぁなんとも素敵な通りでのコンサートでした。